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一般に経審と呼ばれる経営事項審査とは、公共事業を受ける際に、自社のレベルを採点してもらうことを言います。

建設業は、一定の規模以上の工事を受けようとすれば、資金調達能力、人の能力などを整えて、建設業許可を受けなければなりませんが、公共事業となれば、さらに会社のレベルについて評点を受け、国や都道府県、市町村に指名入札の申込みをしておかなければなりません。

この評点を受ける手続きを経営事項審査(経審)と呼びます。

もちろん、当行政書士事務所では、この手続きのお手伝いをしています。

経審を受ける際には、点数のシュミレーションも行っています。
手作りのエクセルシートなので、現状のみならず、会社の状況がどうなったら何点になるかの仮想シュミレーションも細かく行います。

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総合評定値(P点)は、経営事項審査(経審)において、さまざまな計算をした結果、それぞれの業種ごとに付けられる点数です。

これが、経審の点数となり、国や自治体等に指名参加願を出すと、この点数を基礎として、それぞれの自治体等の主観点が付加されて、ランク付けされることになります。

ランクによって、受けられる工事の規模が異なるため、大きな公共事業を受注する権利を得るためには、上のランクを目指すことになる、つまりは、経審で、高得点を目指すことになります。

総合評定値(P点)は、次の式で算出されます。

経審における『技術力(Z)』の中でも、是が非でも上げておきたいのが『建設業の種類別技術職員数(Z1)』

ここでは、その中でも『基幹技能者』について取り上げます。

基幹技能者認定講習さえ受ければ、Z1が簡単に上がるのかと思いきや、講習を受ける条件が意外と厳しかったりするので、ここに整理しておきます。

建設業には「一式工事」と呼ばれるものが2種類あります。
1、土木一式工事
2、建築一式工事
です。

これらは、大きな公共事業にもつながりがちなことから、公共事業を受注されようとする方は、大抵どちらかには力を入れていると思います。
もちろん、舗装などの専門工事でも、公共事業につながりやすい業種はあります。

そして、必ず悩むのが「何が一式工事で、何が専門工事か?」ということですよね。

一般に建退共と呼ばれる建設業退職金共済への加入は、経審において、社会性を示すW点の加点になります。
W点は、経審のP点に与える影響が大きく、指名において、上位ランクを目指すのであれば、社会性の項目の中で、満たせるものは全て満たしておくのが普通です。
建退共は、経審の点数になるからでなく、これに加入している会社で、働いた分だけ共済証紙を貼っておくと、働いた人が建設業界で働くのを辞めた時に、勤労者退職金共済機構から退職金が支払われるという安心があります。

で、経審の時は、これに加入していた場合は建退共の「履行証明書」を発行しておいてもらう必要があります。

   
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